相談したのに、深まらない
AIに相談して「いいですね!」で終わる会話は、壁打ちになっていません。
考えごとをAIに投げて、褒められて、なんとなく整理された気がして閉じる。 で、翌日また同じことで迷ってる。覚えありませんか。
あれ、AIが悪いというより、投げ方が壁打ちになっていないんですよね。 聞けば聞いただけ返ってくる相手なので、どう突かせるかをこちらが設計しないと、気持ちいい会話で終わります。「AIはあなたを否定しない」で見た、全肯定の性質そのままです。
このコースで配るもの
ここから4つのSTEPで、僕が実際に壁打ちで使っているプロンプトを、そのまま配ります。作った理屈より、使っている実物のほうが早いので。
| STEP | 配るもの | 使いどころ |
|---|---|---|
| 2 | 雑な思考を初稿にする一式 | 頭の中がまとまっていないとき。いちばん使う |
| 3 | 重ねる一言 7つ | 返ってきた答えを、そのまま信じる前に |
| 4 | 反対側から突かせる 2本 | 自分の案に自信が出てきたときほど |
| 5 | 数字と未来の扱い 2本 | 試算と、目標からの逆算 |
先に、受け取り方の心得を3つ
プロンプトを渡す前に、これだけ置かせてください。 壁打ちの強度を上げるほど、返ってくるものの扱いを間違えると危ないので。
| 心得 | 中身 |
|---|---|
| AIの数字を、そのまま信じない | 出てきた数字は試算や仮説として扱う。根拠のある実測値とは別物 |
| 未来予測を、事実として扱わない | 「3年後どうなるか」は予言ではなく、シナリオ作り。当たる前提で計画しない |
| 厳しい意見も、正しいとは限らない | AIに突かせると鋭いことを言ってきますが、その指摘自体が間違っていることもある |
ここだけ覚える
決めるのは、最後まで自分です。壁打ちの相手がどれだけ賢くても、ここだけは渡さない。
つまずきやすいところ
AIが自信満々に断言してきたので、そちらが正しい気がして自分の考えを引っ込めた。
断言の強さと正しさは関係ないです。強く言わせる頼み方をすれば、間違ったことも強く言ってきます。引っかかったら「その根拠は?」と返す。次のSTEP以降のプロンプトは、全部この前提で使ってください。
終わったら、ここが言えるか確かめる
- 「いいですね!」で終わる会話が壁打ちでない理由を言える
- 心得3つを、自分の言葉で言える
- 決めるのは自分、を先に決めた