「AI、思ったより普通だな」の正体

微妙な答えが返ってくるとき、悪いのはAIではなく、渡し方のことがほとんどです。

一度は思ったことないですか。すごいすごいと聞いて使ってみたら、 出てきたのはどこかで読んだような無難な答えで、あれ、こんなもんか、という感じ。

僕もありました。最初のころは一言だけ投げて、 返ってきた薄い答えを見て、AIってこの程度かと思ってた。 いま振り返ると、薄かったのは答えじゃなくて、僕が渡した情報のほうでした。

同じお願いを、2通りでやってみる

説明より見たほうが早いので、同じ頼みごとを2通りで並べます。 たとえば、調べものを頼むとき。

依頼文
雑に頼むおすすめのAIの勉強法を教えて
渡して頼むAIを仕事に使えるようになりたい。毎日30分だけ時間がある。動画を見るだけだと続かなかったので、手を動かす形の勉強法を3つ、始めやすい順で教えて

上は、誰にでも当てはまる一般論が返ってきます。 下は、30分で・手を動かす形で・始めやすい順、という条件に沿った答えが返ってくる。AIの性能は1ミリも変わっていません。変わったのは渡した情報だけです。

雑に頼んだとき
手がかりが無いので、いちばん無難な平均が返ってくる
手がかりが無いので、いちばん無難な平均が返ってくる
材料を渡したとき
条件に合わせて、自分のための答えに変わる
条件に合わせて、自分のための答えに変わる

書かなかったことは、平均で埋められる

AIは、あなたが書かなかった部分を勝手に想像してくれるわけではなくて、 世の中でいちばん多そうな答えで埋めます。 あなたの状況を1つも渡していなければ、返ってくるのは 「世の中の平均的な人向けの答え」になる。そういう仕組みです。

ここだけ覚える

書かなかったことは、いちばん無難な平均で埋められる。どこかで見たような答えが返ってくるのは、これが理由です。

つまずきやすいところ

いい答えが出ないから、すごいプロンプト集を探して保存する。

集めた呪文は、だいたい使わなくなります。僕も保存だけして満足していた側でした。他人の長い呪文より、自分の状況を2〜3行渡すほうが効きます。次のSTEPから、その渡し方を3つだけ覚えます。

覚えるのは3つだけ

頼み方のテクニックは探せば山ほど出てくるんだけど、 全部覚えるのは無理だし、覚えなくていいと思ってます。 このコースで渡すのは3つだけです。

一言でいうとどのSTEPで
ゴール先出し何ができたら終わりかを先に言うSTEP 2
例を見せる完成イメージを1つ貼るSTEP 3
逃げ道うまくいかない時の対処も教えて、と足すSTEP 4

最後のSTEPで、この3つを自分用の1枚にまとめます。 以降のコースぜんぶで使い回せるので、ここで作っておくと楽です。

終わったら、ここが言えるか確かめる
  • 微妙な答えの原因は、AIではなく渡した情報の量にある、と言える
  • 書かなかったことが何で埋められるか、答えられる
  • これから覚える型が3つだけだと分かった