口調は、説明するものじゃない

前のコースで作った下書き、中身は自分のテーマなのに、読むとどこか他人の文章じゃなかったですか。それで「もっと柔らかく」「もうちょっと自分っぽく」って直させたこと、ないですか。あれで自分の口調に着地したことは、僕は一度もないです。「柔らかい」の意味が、こっちとAIでずれてるので。

自分の口調は、言葉で説明するより、実物を読ませるほうが正確に伝わります。

それに、型は誰でも借りられるので、型を使えば投稿はだんだん似てきます。そこで最後に差がつくのは、書いている中の人のほうで、なぜ発信しているのか、何に心が動いたのか、コメントにどう返すのか。その人らしさがいちばん分かりやすく出るのが、口調です。

なので説明はやめて、実物を渡します。自分が実際に書いた文章がたくさんあれば、癖は向こうが読み取ってくれる。このSTEPでやるのは、その実物集めだけです。

集める場所

探すのは、自分が素で書いている場所です。仕事用にかしこまって書いた文章より、気を抜いて打った文章のほうが口調が濃く出ます。

  • LINEで人に返した文章
  • 自分で打ったSNSの投稿や、コメント返し
  • Discordなどのチャットで、自分が打った側
  • AIに話しかけた会話の履歴
  • 音声入力で喋った内容

僕ならDiscordがいちばんたまってます。人によってはLINEだと思う。自分がいちばん素で喋っている場所から、履歴を洗いざらい掘ってください。

手順はこれだけ

  1. メモ帳でも何でもいいので、貼りためる場所を1つ作る
  2. 思いつく場所を順に開いて、自分の発言だけをコピーして貼っていく
  3. 入れるか迷ったら、捨てずに入れる。多いぶんには困りません

目安は「とにかくたくさん」です。10や20ではなく、スクロールが面倒になるくらい貼って大丈夫。読むのはAIなので、量で疲れるのは向こうです。汚いままでいいので、整えずに貼ってください。

集めるのは、どの画面でも自分が打った側だけ。1枚のメモに貼りためていく
集めるのは、どの画面でも自分が打った側だけ。1枚のメモに貼りためていく

貼ってはいけないもの

1つだけ線を引いておきます。コピーするのは、自分が書いた側だけ。相手の発言は貼りません。それから、名前・連絡先・住所のような個人情報が混ざっていたら、そこだけ消してください、自分の文章の中にあるものも含めて。

つまずきやすいところ

うまく書けた文章を選んで、きれいなものだけ渡したくなる

逆です。選んだ時点で、よそ行きの口調しか残りません。ほしいのは素の言い方なので、誤字も砕けた言い回しもそのまま入れる。整える作業は1秒も要らないです。

材料の1枚がたまったら、次のSTEPで、これを丸ごと渡して口調のファイルを作らせます。ここまで来れば、あとはAIの仕事です。

終わったら、ここが言えるか確かめる