賛成100%の会議室から出る
AIと2人で決めごとをすると、放っておけば賛成率100%になります。
ここまで見てきたとおり、AIは基本、あなたの側に立ちます。相談して、褒められて、背中を押されて決める。この流れ自体は気持ちいいんですが、反対意見を一度も聞かずに決めている、という事実は残ります。人間の世界だと、賛成しかない会議はむしろ危ないじゃないですか。あれと同じです。
反対役を注文する
やり方は簡単で、決める前に1回、反対役を頼むだけです。
気持ちがほぼ決まりかけていることがあります。まず、それが何かを私に質問してください。 私が答えたら、決める前に、あえて反対の立場から意見をください。 ・この案に反対する理由を3つ ・それぞれ、現実にどのくらい起こりそうかも添えて ・そのうえで、反対理由を弱める方法があればそれも
補足 貼って送ると、何を決めかけているかを聞かれるので、それに答えてください。小さい決めごとでも使えます。
最後の1行がミソで、反対で終わらせずに「反対理由を弱める方法」まで出させると、単なる水差しではなく、案の補強になります。決めた後の「しまった」を、決める前に前借りする感じです。
決めごとの前に「反対する理由を3つ」。賛成と反対の両方を並べてから、最後は自分で決める。
反対意見を見たら不安になって、結局決められなくなった
反対意見は「起きるかもしれないこと」であって「起きること」ではありません。「現実にどのくらい起こりそうか」を添えさせているのはそのためで、起こりそうにない反対は、知った時点で役目を終えています。
褒め言葉に流されない使い方
最初は、AIに褒められるたびに自分の案は筋がいいと思っていたのが、いまは褒め言葉を差し引いて読み、採点で弱点を出させ、決める前に反対まで聞けるようになっています。
次は「インプットが知性を決める」。ここまではAIの側の癖の話でしたが、次は自分の側に何を入れるかの話になります。