なぜ伸びたかは、自分で考える

伸びた投稿を集める作業は、条件を付けてAIに任せてかまいません。でも、なぜ伸びたのかを考えるところだけは、自分でやってください。

集めるのは任せていい。なぜ伸びたかは、自分の頭で落とし込む。

「バズ投稿をナレッジにした」という人はけっこういるんですが、本当に型として深掘りできている人は少ないです。集めて眺めただけだと、次に自分が書く時に何も使えないので。

分解する投稿を選ぶなら、前のコースで見つけた見本のアカウントのような、フォロワーがそこまで多くないのに伸びている投稿がおすすめです。中身の力で伸びているので、型として取り出しやすいんですよね。

5つに分けて読む

1本の投稿を、この5つに分けて見ます。画像が付いている投稿なら、デザインも見る所に足してください。

見る所何を見るか
1行目指が止まった理由。数字、意外さ、自分ごとの言葉など
1投稿目全体タップしたくなった理由。続きに何があると思わせたか
ツリーの構成何を、どの順番で渡しているか
技法と書き方言い切り、問いかけ、箇条書き、改行の使い方など
CTA誰に、何をしてほしいと頼んでいるか

投稿と一緒に送って、自分の感覚と比べる

やり方は簡単で、伸びた投稿をコピーして、その下にこのプロンプトを貼って送るだけです。

伸びた投稿の下に貼ってください

上の投稿が、なぜ伸びたのかを分析してください。次の項目ごとに、具体的に、網羅的に、多面的に、わかりやすくまとめてください。 ・1行目(指が止まる理由) ・1投稿目全体(続きを開きたくなる理由) ・ツリーの構成(何を、どの順番で渡しているか) ・使われている技法と書き方 ・CTA(誰に、何をしてほしいと頼んでいるか) ・画像があれば、そのデザイン 投稿から読み取れない所は、推測だと分かるように書いてください。

返ってきた分析を読んで、自分が読んだ時に感じたことと照らし合わせます。ここが本番です。

AIが出したから正しい、という考え方は捨ててください。

リサーチや分析をさせた時のあるあるなんですが、生身の人間が読んで感じることを、AIは全然当ててくれないんですよね。自分はどこで指が止まったのか。何を感じて続きを開いたのか。そこを自分で考えて、AIの分析とのズレを1つずつ直していく。この往復をした分だけ、型が自分の物になります。

僕の投稿で、見比べてみる

ここまでの話を、僕自身の投稿でやってみます。どちらも ChatGPT の話なのに、片方は1日で閲覧数5万、もう片方は1日たっても閲覧数138で止まった2本です。見るのは1投稿目のフックだけで、中身の良し悪しより手前の書き方だけで、ここまで差が出る、という話です。

伸びた投稿(1日で閲覧数5万、202いいね)

1投稿目(投稿したまま)

お子さんに塾行かせてる親御さんにちょっと言いにくいんだけど、ChatGPTの「勉強モード」知らないと本当に損してます、、、。 教科書を撮って送れば、範囲の確認問題も間違えた所だけの出し直しも作り放題。始め方と使い方並べます。やり方はカンタンで、

2投稿目からは、入力欄に「@勉強」と打って始める手順、回し方、最初に送る指示文、問題の増やし方と続いて、最後にプロフィールのリンクへ案内しています。

僕が思う、伸びた理由はこうです。

  • そもそも勉強モードを知らない人がほとんどだったので、紹介した物そのものに「そんなのあるんだ」という意外さがあった
  • 1行目の最後の「知らないと本当に損してます」で、損をしたくない気持ちに語りかけている
  • その下で、撮って送れば作り放題という使う価値を言って、始め方も簡単だよ、で区切っている
  • 次の投稿ですぐにやり方に入って、回し方やプロンプトまで用意したので、投稿としての価値も高かった

1投稿目のフックとしては、完璧に近いと思っています。

伸びなかった投稿(1日たっても閲覧数138、1いいね)

1投稿目(投稿したまま)

ChatGPTに1回だけ送ってみてほしいプロンプトがあって。 綺麗な答えは返ってこなくて、自分が見ないふりしてた方の答えが返ってくるから図星過ぎてイタイ。 それがこれ⇩

2投稿目にプロンプト、3投稿目に送る時のコツ、最後に固定投稿への案内、という並びです。

伸びなかった理由は、こう見ています。

  • 1行目を読んで思うのが「送ってほしいプロンプトがあるんだ」だけ
  • 何のためのプロンプトで、送ると何が手に入るのか、何が起きるのかが伝わらない
  • 続く「図星過ぎてイタイ」もめちゃくちゃ弱くて、まとめると「図星をついてくるプロンプトがある」しか言っていない

誰がどう使うと役に立つのかを考えると、全くいらない投稿になっていました。後から見ればこうして分析できるんですが、出した時の僕はそこまで深く考えずに、浅い物を出していたんですよ。

AI に分解させた結果

同じ2本を AI に渡して、1投稿目に何が書いてあるかを分けてもらうと、こうなりました。

1投稿目で見る所伸びた投稿伸びなかった投稿
誰に向けた話か塾に通わせている親書いていない
何を紹介しているかChatGPTの「勉強モード」という名前のある機能名前の無い「プロンプト」
使うと何が手に入るか確認問題と、間違えた所だけの出し直しが作り放題図星を突かれて痛い、という感想だけ
手間はどれくらいか教科書を撮って送るだけ。やり方はカンタン1回送るだけ
続きを開く理由「やり方はカンタンで、」と文の途中で切れている「それがこれ⇩」でプロンプトを指しているだけ
  • 伸びなかったほうにも、実は得はありました。2投稿目のプロンプトは、気づいていない望みを1つ言葉にして、今週の小さい一歩まで出してくれる物です。なのに、それが1投稿目には1文字も出ていなくて、いちばんおいしい所がタップしないと見えない場所に隠れています。
  • 「知らないと損」は、SNS でよく使われている言葉です。それでも埋もれなかったのは、相手(塾に通わせている親)と物(勉強モード)が具体的だったからだと見ています。真似するなら、言葉より、この具体さのほうを借りてください。
  • 言葉の具体さも違います。伸びたほうは、教科書・確認問題・出し直しと、読んだ人が手元で思い浮かべられる名詞が並んでいます。伸びなかったほうの「見ないふり」「図星」は、何の話かを読む人に任せてしまう言葉です。

1投稿目だけで、誰に・何を・何が手に入るか・手間はどれくらいか、が伝わるか。フックは、まずここを見ます。

自分の投稿が伸びなかった時も、1投稿目だけを取り出して、この4つが書いてあるかを確かめてみてください。

つまずきやすいところ

AIに「この投稿が伸びた理由は?」と聞けば、それで分析できたことになると思っている

AIの説明は読めば納得できますが、自分で考えていないと、次に書く時に頭から出てきません。自分が読んで感じたことと比べて、ズレを直す。ここを飛ばすと何も残りません。

終わったら、ここが言えるか確かめる