手順ではなく、終わった状態を言う

手順を順番に説明しなくていいです。ゴールだけ先に言います。

ここがエージェントに頼む時の、いちばん大きいコツで。何をどの順でやってほしいかを全部書こうとすると、書くだけで疲れるうえに、だいたいどこかが抜けて、かえって噛み合わなくなるんですよね。

先に言うのは、やりたいことと、終わった時にどうなっていてほしいか。そのあとに、やってほしくないことを足す。そこまで渡せば、調べる、まとめる、保存する、のあいだの手順は向こうが逆算して埋めます。

  • やりたいこと: 気になっていることを1つ調べて、1枚にまとめる
  • 終わった状態: summary.md というファイルが、作業フォルダに1つ増えている
  • やってほしくないこと: 元からあるファイルを変える、頼んでいないファイルを増やす
手順を全部書いた長い紙は捨てて、渡すのはゴールの旗と、やってほしくないことの×だけ。あいだの道は向こうが埋める。
手順を全部書いた長い紙は捨てて、渡すのはゴールの旗と、やってほしくないことの×だけ。あいだの道は向こうが埋める。

そのまま貼ってください

調べる中身は、最近気になっていることなら何でもいいです。買おうか迷っている物の選び方でも、Claude Codeで他に何ができるかでも。

そのままコピーして使えます

このフォルダを作業場にします。 まず、何について調べたいかを、私に1つだけ質問してください。 私が答えたら、そのことについてウェブで調べて、初めて知る人にも分かる1枚のまとめを作ってください。 完成したら、summary.md という名前で、このフォルダに保存してください。 元からあるファイルは変えないでください。summary.md 以外のファイルは作らないでください。 始める前に、何を調べてどうまとめるつもりかを短く説明して、私の確認を取ってください。

補足 貼って送ると、何を調べたいかを聞かれるので、気になっていることを1つ答えてください。最後の「確認を取ってください」があるので、調べ始める前に方向を見せてもらえて、違ったらそこで止められます。

止まった時だけ、読んで決めます

調べたいことを答えると、まず進め方の説明が返ってきて、確認を求められます。よければ「それで進めてください」と返してください。そのあと自動なら、ウェブを見に行くのもファイルを書くのも、そのまま進みます。それでも、頼んだ範囲を超えそうな時や戻せない操作の前では止まって、何をするつもりかを見せたうえで、進めていいか聞いてきます。

止まって許可を求めてくる画面。どこにあるファイルを触るのかまで出る。迷ったら「一度だけ許可」で大丈夫
止まって許可を求めてくる画面。どこにあるファイルを触るのかまで出る。迷ったら「一度だけ許可」で大丈夫

迷ったら「一度だけ許可」を選んでください。断りたい時は「拒否」で、断ると別のやり方を出し直してきます。自動で止まるのは、向こうが大事だと判断した所なので、その時だけは読んでから決めてください。見るところは、この4つだけです。

  • いま何をしようとしているのか
  • 触ろうとしているのが、渡したフォルダの中のファイルか
  • やられたあとで、元に戻せるのか
  • 自分が頼んだことに、それが要るのか

フォルダを開いて、確かめる

  1. デスクトップの作業フォルダを開く
  2. summary.md が増えているのを確認する
  3. 開いて、中身を読む

Windowsで summary.md をダブルクリックしても開けない時は、右クリックの「プログラムから開く」でメモ帳を選んでください。

頼む前と後で、フォルダの中身が変わっている。チャットの画面ではなく、こちら側で増えている
頼む前と後で、フォルダの中身が変わっている。チャットの画面ではなく、こちら側で増えている
ここだけ覚える

増えているのは、チャットの中ではなく自分のフォルダの中です。これがエージェントの正体で、ここから先は全部この繰り返しになります。

つまずきやすいところ

「できました」と返ってきたから、もう終わり

返ってきた言葉は報告であって、証拠ではありません。見るのは、自分で開いたファイルのほうです。途中でうまく進まなくなった時は、画面に出ている文を自分で要約せず、そのままコピーして貼って、どうすればいいか聞いてください。

今日、手元に残ったもの

最初は、答えをもらってコピーして貼る、の繰り返しだったのが、いまは場所を渡して、終わった状態を言うだけで、調べてまとめたファイルがフォルダに1つ増えるところまで来ています。Codeが開いたのは準備で、自分の目で確かめられる完成物が1つあることが、このコースの合格です。

次は「暴走を抑える3つの鍵」。任せる量を増やす前に、課金・削除・暴走の3つの事故を先に防いでおきます。作業フォルダはこの先のコースでも使うので、そのまま置いておいてください。

終わったら、ここが言えるか確かめる