このSTEPだけ、少しややこしい話をします。読んでいて難しいと思ったら、流し見で構いません。分からないまま次へ進んでも、手は止まりません。 実際に作るのは別のコースなので、そのときにもう一度説明します。

毎回、同じことを説明していませんか

作業する場所に1枚置いておくと、Claude Codeは動く前にそれを読みます。

新しく頼むたびに「私はこういう発信をしていて、読者はこういう人で」 から始めるの、地味にしんどいんですよね。 僕はこれが面倒で、途中から説明を雑にしてしまって、 返ってくるものが荒れたことがあります。 毎回すこしずつ言い方が変わるので、そのぶん結果も揺れる。

何も置いていない
頼むたびに、前提を最初から説明し直す。言い方が揺れるぶん、返ってくるものも揺れる
頼むたびに、前提を最初から説明し直す。言い方が揺れるぶん、返ってくるものも揺れる
1枚置いてある
フォルダに置いた1枚を先に読んでから動く。こちらは、やってほしいことだけ言えばいい
フォルダに置いた1枚を先に読んでから動く。こちらは、やってほしいことだけ言えばいい

その1枚が CLAUDE.md です

名前は覚えなくていいです。実際に作るコースでまた出てきます。ただの文章ファイルです。特別なソフトも、書き方の作法も要りません。

末尾の .md は、ChatGPT入門で自分の説明書を出させたときと同じで、 見出しや箇条書きの印を文字で書いただけの、ただのテキストです。 置き場所は、STEP 4 で渡したフォルダの一番上。

STEP 3 で「カスタム指示の欄が無い」と書きましたよね。Claude Codeは、その代わりをこのファイルで全部やります。設定画面ではなくファイルなので、中身を自分で読めるし、書き換えられる。

ただ、1枚ではありません

全体に効く1枚と、その作業場だけに効く1枚。2階建てになっています。

旅館だと思ってもらうのが、たぶんいちばん早いです。

旅館でいうと効く範囲
全体の1枚入口に貼ってある、館内ぜんぶの決まりごとどのフォルダで作業しても効く
作業場の1枚部屋の中に置いてある、その部屋だけの案内そのフォルダで作業するときだけ効く
上の1枚はどの作業場にも効いて、作業場ごとにもう1枚を置ける。両方とも読まれる
上の1枚はどの作業場にも効いて、作業場ごとにもう1枚を置ける。両方とも読まれる

両方とも読まれて、ぶつかったときは部屋のほうが勝ちます。近いところに書いてあるものが優先される、とだけ覚えておけば十分です。

どっちに何を書くのか

分かれ目はここです。他の作業をするときにも同じことを言うかどうかで決めます。

どっちに書くことたとえば
全体の1枚何をやるときでも変わらないこと難しい言葉は言い換える/勝手に進めず、先に確認を取る/憶測で答えず、調べてから話す
作業場の1枚その仕事にだけ関わることこのアカウントのコンセプト/この発信で使わない言い回し/出来たものの置き場所
ここだけ覚える

アカウントのコンセプトを、全体のほうに書かない。アカウントを2つ運用したくなったとき、 片方の前提が、もう片方にも効いてしまいます。

旅館の話に戻すと、201号室の案内を入口の貼り紙に書いてしまった状態です。 202号室に泊まった人まで、それを読んで動く。

一般論は、書かなくてもやります

どっちに書くかが決まると、今度はどこまで書けばいいのかで止まります。 実際に書くのは別のコースですが、中身の当たりだけ先に付けておきます。

書いて意味があるのは、自分のところで実際に起きたことのほうです。

「分かりやすく書いて」「丁寧に作業して」あたりは、書かなくてもだいたいやります。 もともと知っていることなので、そこを埋めても行が増えるだけで、返ってくるものは変わらない。

変わるのは、こういう行です。

  • 数字を書き換えられたことがあるなら「元からある数字は変えない」
  • 頼んでいないファイルまで直されたなら「指定したもの以外は触らない」
  • できたと言われたのに直っていなかったなら「終わったと言う前に、実際に開いて確かめる」

どれも、1回やられたから書いた行です。 理想の姿を先に並べるより、こういう行のほうが、次から止めてくれます。

そんな失敗、まだ1つも無いんだけど、と思うはずです。それでいいです。 空のまま始めて、やられたときに1行ずつ足していけば足ります。

長さは、増やすほどいいものではない

これは公式にもはっきり書いてあることなんですけど、この1枚は、長くするほど守られにくくなります。行が増えたぶん、本当に読んでほしい1行が、残りの中に埋もれるので。

ここだけ覚える

言うことを聞いてくれないな、と思ったときに、書き足したくなります。でも先にやるのは、たいてい短くするほうです。

作業場の1枚は、自分で置きます

つまずきやすいところ

フォルダを渡した時点で、その1枚も一緒に用意されているはず。

用意されません。置いていないあいだは、全体の1枚だけを読んで動きます。ただ、これは自分で書かなくて大丈夫です。Claude Code自身に「このフォルダの CLAUDE.md を作って」と頼めるので、「前提を覚えさせる」のコースでそうします。

ここだけ覚える

このSTEPは「そういう2階建てになっている」と分かるところまで。 無くても動くので、そのまま次へ進んで大丈夫です。

ここまでのまとめ

終わったら、ここが言えるか確かめる
  • 前提の1枚が、全体と作業場ごとの2階建てになっていると言える
  • Claude Codeでは、カスタム指示の代わりがファイルだと分かっている
  • アカウントのコンセプトを、どっちに書くべきか言える
  • 書くなら一般論より、実際に起きたことのほうだと分かっている