作るのは、1行ではなく設計書

コンセプトをかっこよく1行にまとめても、それで何が決まるのかというと、実はあまり決まらないんですよね。投稿を書く時に要るのは、相手がどんな場面で何に悩んでいるかと、自分が何を渡せるかのほうなので。

作った設計書が、そのアカウントの軸になります。

前のSTEPで、相手の側(1〜4 と 8)は埋まっています。ここで残りの、自分の側(5〜7)を埋めます。

解決は、本当に出せる範囲で

ここで背伸びしたくなるんですが、解決の仕方は、自分が本当に用意できる価値の範囲で書きます。言えそうなことを書くと、あとで中身が追いつかなくなるので。

弱い例強い例
売れるnoteの作り方を教える売れたnoteの導線・構成・タイトル・サムネ・集客投稿の型を、分解して教える

読んだ人が「この人から、これがもらえる」と想像できるところまで書いてください。

未来は、盛らずに書く

未来は、読者が行きたくなる細かさで、盛らずに書きます。「稼げます」だけだと弱いし、約束できないことは書けません。読者がどう変わるのかを書きます。

  • 自分で有料noteを売る流れがわかる
  • 何を直せばいいのか、自分で見つけられるようになる
  • 別のアカウントでも使い回せる型が手元に残る

AIと壁打ちしまくって、埋める

ここからはAIの出番です。前のSTEPの設計書をそのまま渡して、足りない所を突いてもらいながら埋めていきます。考えて整理するのが得意な Claude がおすすめですが、ChatGPT でも大丈夫です。

そのままコピーして使えます

このあとに貼る設計書を、私と壁打ちしながら完成させたいです。次の順番で進めてください。 1. 1〜4 と 8 を読んで、相手の姿がまだぼやけている所と、本人の声ではなく私の想像で書いていそうな所を指摘し、1つずつ質問してください 2. 5〜7 を、上から1項目ずつ質問してください。私の答えを元に案を2つ出して、どちらが近いかを私に選ばせてください 3. 「悩んでいる人が、ほかの発信者ではなく私を選ぶ理由」があるかを確かめて、弱ければ指摘してください 4. 納得できたと私が言ったら、完成した設計書の全体をマークダウン形式のファイルで出してください。ファイル名は「コンセプト設計書」でお願いします 実績・経験・数字は、私が答えた物だけを使ってください。無い物は足さないでください。きれいな言葉より、具体的な言葉を優先してください。 設計書:

補足 最後の「設計書:」のあとに、前のSTEPで埋めた設計書をそのまま貼って送ってください。

AIが出してきた案を、そのまま採用しないでください。読んで「違うな」と思った所は違うと言って、納得するまで何往復でもする。最後に決めるのは自分で、その往復の分だけ、自分の頭の中に相手が住むようになります。

埋まると、こうなる

たとえば有料note販売のアカウントなら、中身はこんな具合です(設計書の項目を短くまとめた物です)。

項目中身
テーマ有料note販売
誰に副業で note を始めたものの、読まれないし売れないし、理由もわからない人
本音何もかもわからない。このまま時間だけ失うのが怖い
解決売れたnoteの導線・構成・タイトル・集客投稿を分解して渡す
未来何を直せばいいのか自分で見つけて、自分でnoteを売る流れを作れる
つまずきやすいところ

未来は大きく書いたほうが刺さると思って、「誰でも」「すぐに」を足したくなる

盛った未来は、読んだ人に「また言ってる」と思われて止まってもらえません。自分の中身で本当に連れていける所までを、細かく書いたほうが信用されます。

同じ設計書でも、立場で強さが変わる

どんな立場か読む人から見ると
弱い同じ目線で一緒に頑張る。隣で少し先を歩くほかに強い人がいるのに、この人を選ぶ理由が無い
強い結果を出したやり方、確かな手法を渡すこの人に教わりたい、参考にしたい

弱いほうは、本当によく見かけます。自分が読者の側になって考えてみてください。note のことで悩んでいて、発信している人がたくさんいる中で、「隣で一緒に歩きます」という人を選ぶ理由って、何かありますか。正直、何もないんですよね。

そしてこの強さは、最初に決めた所でほぼ決まります。細かい言葉は反応を見ながら直していけばいいんですが、どの立場で発信するかは、最初から強いほうで始める。そうしないと、初動の伸びも、伸びきった時の天井も決まってしまいます。

勘違いしやすいので分けておくと、弱いのは扱う中身まで「隣で一緒に」にしてしまうことで、語り口のほうは近くていいんです。僕も喋り方は近い先輩くらいの距離で書いていますが、話している中身はかなり先まで行った物にしています。

語り口は近く、中身は先へ。

何も持っていないなら、見つけてくる

「でも、自分には渡せる手法なんて無い」ってなりますよね。コンセプトを作る時も、投稿のネタを作る時も、商品を作る時も同じなんですが、自分が持っている物だけで発信しようとしなくていいんです。

SNSには、海外の物も含めて追いきれないくらいの情報が転がっていて、ずっと先を行っている人ほど、今のあなたが欲しい有料級の情報を無料でポンポン出していたりします。それを探して集める習慣を付けて、組み合わせるだけで、求められる素材はけっこうそろいます。

ただ、集めていい物には線があります。考え方や、誰でも確かめられる事実は、集めて試していい。人の文章・図・その人ならではの切り口・体験・数字は使わない。集めた考え方を自分で試して、自分の言葉で組み直した物が、自分の素材です。

何もないなら、見つけてくる。これは自分の行動次第でできます。

「未来は盛らない」とぶつかりそうですが、盛るのは、無い実績や約束できない結果を書くことです。集めてきた素材を、何がもらえるのか分かる具体さで出すのは、別の話です。出せる範囲そのものは、集めることで広げられます。

ここから先の全部が、この設計書から

最初は「投稿文を直せば伸びるはず」だったのが、今は手元に、実際に悩んでいる人の言葉と、その人に自分が何を渡してどこへ連れていくのかを書いた設計書があります。ファイルは決まった場所に置いておいてください。このあとのコースで、何度も使います。

次は「最初の一手を制する」。この設計書を、アイコンとプロフィールと最初の投稿に落とし込みます。

終わったら、ここが言えるか確かめる