材料、全部自分で用意しないといけない?
ここまで読んで、そんなに材料を持ってないんだけど、と思った人もいると思います。大丈夫です。持っていなくていいんですよ、最初から全部の情報を。
AIに情報を渡すことと、AIに情報を探させることは、どちらもコンテキストを用意する方法です。
渡す物が無ければ、探させる
たとえば、ある商品の紹介文を作りたいとして、競合の商品がどう紹介されているか、買った人がどんなレビューを書いているかを、自分で全部集めてくる必要はなくて、それを調べるところからAIに頼んでしまえばいい。調べてきた物が、そのまま判断材料になります。
大事なのは、根拠のない予想だけで完成させないことです。材料を自分で持ってくるか、AIに取ってこさせるかは、どちらでも構いません。
足りなければ、質問させる
そして、情報が足りない時のために、頼む時にこの一言を添えておきます。僕はこれを、AIを使い始めた人が最初に覚えるべき習慣の1つだと思っています。
判断に必要な情報が足りなければ、勝手に決めずに質問してください。
補足 頼みごとの最後に、この1文を足して送ってください。調べればわかることは先に調べてほしい時は、「調べてわかることは、先に調べてから進めてください」も一緒に足します。
これを添えると、AIは空白を予想で埋める前に、こちらに聞き返してくるようになります。聞かれたことに答えていくだけで、渡すべき材料が勝手にそろっていく。
AIから質問が返ってくると、うまく頼めなかったようで、なんだか気まずい。
質問が来るのは、勝手に埋めずに止まってくれた印です。前のSTEPのハルシネーションを、手前で防げています。答えられない質問なら「そこは任せます」と返せば大丈夫です。
判断材料を、自分で用意できるようになった
渡す、探させる、質問させる。どれを使ってもいいので、根拠のない予想のまま完成させない。
このコースの最初は、ちゃんと頼んだつもりなのにピンとこない答えが返ってくる、というところからでした。いまは、頼む前に「何をもとに考えてほしいか」を用意して、足りなければ探させるか質問させる、というところまで来ています。AI基礎編で話したかったのは、結局この「判断材料を渡す」1つです。
次は「AIエージェントの覚醒」。ここからは、AIが自分で材料を探しに行って、作業まで進めてくれる側の話に入ります。