1往復で終わらせない

壁打ちの深さは、最初の質問ではなく、2球目からの重ね方で決まります。

AIの答えって、1回目はだいたいそれらしいんですよ。 で、そこで読んで納得して閉じると、それらしいまま終わる。 僕は返ってきた答えに、短い質問を重ねて投げ続けます。 層を重ねていく感じなので、勝手にミルフィーユ式と呼んでます。

重ねる一言は、この7つ

どれも1行です。答えを読んで、引っかかったところに1つ投げる。 返ってきたら、また1つ。それだけです。

重ねる一言何が起きるか
なぜそう言えるのか結論の下にある理屈が出てくる
根拠は何か理屈を支える事実があるのか、無いのかが割れる
反対する人は何と言うか見えていなかった反対側が出てくる
どの前提が間違っている可能性があるか話の土台ごと疑える
3年後から見たらどう変わるかいまの結論が、時間に耐えるかが見える
失敗するとしたら何が原因か楽観の裏に隠れていたリスクが並ぶ
他の方法と比べて本当に優れているかその案しか見ていなかったことに気づく

7つ全部を毎回使うわけではないです。僕がよく投げるのは 「なぜそう言えるのか」と「失敗するとしたら何が原因か」の2つで、 残りは答えの雲行きに合わせて選んでいます。

やってみる

  1. STEP 2 の初稿か、いまの壁打ちの続きを開く
  2. 返ってきた答えに、7つのうち1つを投げる
  3. 返ってきたら、また1つ。最低3回重ねてみる

3回重ねると、1回目の答えがどれだけ表面だったかが分かります。 途中で答えが揺れたり、最初と違うことを言い出したりするんですけど、 それは壊れたのではなくて、浅い層が剥がれて下が見えてきたということなので、 そこからが本番です。

ここだけ覚える

答えを受け取ったら、信じる前に1つ重ねる。この癖だけで、壁打ちの深さが変わります。

つまずきやすいところ

質問を重ねるのは、AIの答えにケチをつけているようで気が引ける。

AIは何回突いても疲れないし、機嫌も損ねません。人間の相談相手にやったら失礼な回数を、遠慮なくやれるのがAI壁打ちのいちばんの強みです。むしろ1往復で閉じるほうが、もったいない使い方です。

終わったら、ここが言えるか確かめる
  • 7つのうち、自分がよく使いそうな2つを決めた
  • 実際に3回以上重ねて、答えの変化を見た
  • 答えが揺れたときが本番だと分かっている