数字は、出させ方で嘘になる
「数字で示して」と頼むと、無い数字を作ってでも示してきます。
壁打ちの終盤で、じゃあ効果はどれくらいなの、と数字がほしくなります。 ここの頼み方を間違えると、それらしい捏造数字を信じることになるので、 言い方を1つだけ変えます。
| 頼み方 | |
|---|---|
| ✖ | 効果を、具体的な数字とパーセントで示してください |
| ○ | 確認できるデータがある場合だけ、数字を使ってください。無い場合は仮定と明記して、楽観・標準・悲観の3パターンで試算してください |
この案の効果を見積もってください。
1行目は、見積もりたい対象に書き換えてください。
確認できるデータがある場合だけ、数字を使ってください。データがない場合は、仮定であることを明記したうえで、楽観・標準・悲観の3パターンで試算してください。
3パターンで出させるのは、1本の数字だと予言に見えてしまうからです。 幅で受け取っておけば、「悲観のほうに転んでも耐えられるか」という まともな聞き方が自分にできるようになります。
未来からの逆算
もう1本は、目標から逆算させるやつです。 いまから積み上げて考えると、いま出来ることの延長しか出てこないので、 先に未来の状態を決めて、そこから引き算させます。
3年後、私が「◯◯◯」という状態になっているとします。
◯◯◯は、自分の3年後の姿に。僕は「AIツールを作れて、発信でも集客できる人として、月100万円を安定して作れている」と入れて使っています。
その状態から逆算して、いまの私に不足している資産・能力・実績・導線を分類してください。
返ってきた不足リストは、STEP 1 の心得どおりシナリオとして受け取ってください。 3年後がその通りに来るという話ではなくて、 いま何から手を付けるかを決めるための、並べ直しです。
最後は、決める
これで一式そろいました。並べ直しておきます。
| 場面 | 使うもの |
|---|---|
| 頭がまとまっていない | 雑な思考の5ステップ処理(STEP 2) |
| 答えを信じる前に | 重ねる一言7つ(STEP 3) |
| 案に自信が出てきた | 対比構造・弱点指摘(STEP 4) |
| 数字と先の話 | 3パターン試算・未来からの逆算(STEP 5) |
そして最後の工程は、どのプロンプトにも入っていません。出そろった材料を前に、決める。ここだけは自分の仕事です。壁打ちを極めるというのは、AIに決めてもらうのが上手くなることではなくて、 自分が決めるための材料を、出させ尽くせるようになることだと思ってます。
ここまでやったのに、まだ決めきれない。壁打ちが足りないのかと思う。
材料が出そろっても迷うのは、どちらでも成立する話だからです。そこから先は情報ではなく覚悟の問題なので、壁打ちを何往復増やしても決まりません。暫定でいいので決めて動いて、走りながら直すほうが早いです。
- 数字は3パターンの試算で受け取った
- 3年後の状態から、不足を逆算させた
- 一式の使い分けが、表を見ずに言える