売れる物なんて、自分には無い
導線の並びはわかった。でも、いちばん奥に置く有料noteに何を書けばいいのかがわからない。「専門家でもないし、実績もないし、人にお金を払ってもらえるような物なんて持ってない」ってなりますよね。
そこで AI に相談すると、だいたい「あなたの経験を記録にまとめて売りましょう」という方向の答えが返ってきます。
経験の記録を、商品の中心にしない
売る物の中心は、手法です。自分の経験は、それを補足する物。
noteを売っている新しいアカウントを見ていると、今までの自分の記録をそのまま商品にしている人が本当に多いんですよ、最近始めた人ほど。でも買う側から考えると、他人の記録にお金を払って読む人って、ほぼいないじゃないですか。買う理由になるのは、読めば自分にもできるようになる手法のほうで、経験はその手法が本物だと思ってもらうための補足として入っているのが、一番いい形です。
「人に売れるような手法なんて持ってない」と思いますよね。手法はリサーチでも用意できます。あとはそれを、いかに買いたくなるような価値のある物に昇華させるか、です。
手法を集めるのは、AIに任せない
ここは自分で見て、インプットしながら集めるほうが圧倒的にいいです。
後から気づいたことなんですが、遠回りしてほしくないので書いておきます。AIにリサーチさせるのはめちゃくちゃ早いです。ただ、AIは細かいエッセンスまでは見られなくて、ネットで検索して出てくるような物が返ってきます。それなら調べれば誰でもできるので、売り物にならないんですよね。間違った物も自分で見つけられないし、自分で見れば自分のためにもなります。
すでに稼いでいる人が、無料で配っている物を見にいく
レベルが高い人が無料で出している範囲は、十分に有益です。しかも公開されている投稿より、もう一歩奥にあります。YouTube でも Threads でも Instagram でも、マーケティングをしている人は、たいていプロフィールや概要欄に何か載せているじゃないですか。そこにわざと飛んでみてください。
- プロフィールや概要欄のリンクに飛ぶ
- 何がもらえるのか、どんな流れで配っているのかを見る
- どんなメッセージが届いて、どんな気持ちにさせられて、何を紹介されたかを全部見る
- 有益な情報や手法は、片っ端からメモして取っておく
- 自分で説明できるレベルまで理解する
投稿で見かけたプロンプトを保存している人は多いと思うんですが、それに似ています。違うのは、閉じた場所で価値を出してくれている人から、ありがたくいただいて、説明できるくらい理解する所までやることです。それで商品は作れちゃったりします、正直。
ただし、ここは線を守ってください。
- 配布物の文章・図・構成をそのまま使わない。借りるのは考え方と事実まで
- 売る前に、その手法を自分で一度試す。試した結果が、そのまま経験の補足になります
- 「これで必ず稼げる」のように、効果を言い切らない
少し話が広がりましたが、note に限らず何を売るにしても、このリサーチの考え方はめちゃくちゃ大事なので、絶対に覚えておいてほしいです。集めた物を役立つ形に昇華させる細かい話は、上級編で公開予定です。
もう1つのネタ: データとして売る
面白いのが、明確にデータとして渡す売り方です。たとえば、これまで何回も話してきたリサーチ。そのリサーチ対象のアカウントって、これから始める人には、本当に参考になるのかどうかの区別がつきづらいんですよね。判断基準がまだ育っていないので。
そこで、これから始めたいジャンルの、本当に見るべきアカウントを、判断基準を持った人がまとめた教科書を作ります。リサーチの大事さに気づいたばかりの人にも、すでに稼いでいる人にも需要があります。小さな悩みを代わりに解決してあげるのがビジネスで、これもその1つです。
ここはAIの出番です。このサイトでAIを触ってきた人なら、もう技術は持っています。ただ「このジャンルで集めて」とだけ頼むと、有象無象の意味のないアカウントが集まります。このレベルで売上を立てている人、こういう数字を出している人、のように判断基準と背景を渡して、網羅的に多面的に集めさせて、最後は自分の目で確かめる。これなら実績がなくてもできます。
つまり、売れる素材はもうそこら中に転がっていて、パッケージの仕方はいくらでもあります。あとは、それをどう届けるかです。
このサイトも、実体験から書いている
ちなみに、このサイトの記事は、僕が実際にやってみて、ある程度結果を出したことを芯にして書いています。人の本や note から学んで足した所もありますが、AI に一般論を書かせた物ではないので、ここまで読んだ人は、本来なら知る機会のなかったことを、もう知っているはずです。
売れるかは、何を売るかで決まる
手法の候補が見えてきたら、どれを売るかを選びます。売れない時、宣伝の書き方や投稿の数を直したくなるんですが、それより先に結果を分けるのが、何を売るかのほうです。
| 見る所 | なぜ見るか |
|---|---|
| 買った人が、結果を出せるか | 情報を詰め込んだだけの物は、読み切れずに挫折されて、評判が下がる |
| たくさんの人が抱えている悩みか | 自分しか困っていない悩みは、買う人が少なすぎる |
| まだ分かりやすい答えが無い所か | 無料の答えがあふれているテーマは、お金を払う理由がない |
1つ目が一番大事で、買う人が欲しいのは情報そのものではなく、それを読んで変わった後の自分です。買った人が結果を出せると、その人がファンになって、次の商品も買ってくれたり、感想を書いてくれたりします。
買う人がいるかは、売れている物で確かめる
候補が決まったら、note などで同じテーマの有料記事を探して、実際に買われているかを見てください。同じような物がちゃんと売れていれば、そのテーマにはお金を払う人がいる、ということです。逆に、探しても有料の物が見つからない、あってもまったく反応がないテーマは、いったん保留にします。このSTEPでは、候補を1つに決めるところまでで十分です。
自分がやってきたことやつまずいた経験を記録にまとめれば、それがそのまま商品になると思っている
記録だけだと、お金を払って読む理由になりにくいです。AI と壁打ちするだけだとこの形になりやすいので、先に手法を自分の目で集めて、経験はその手法を試した結果として補足に回してください。