作業を頼むと、作業だけが返ってくる
AIに伝えるのは、作業ではなくゴールです。
「メモを整理して」と頼むと、整理はされます。されるんだけど、 見出しの付け方も並べ方も向こう任せなので、 出てきたものを見て、そうじゃないんだよなあ、と直しの往復が始まる。 この往復、頼む前に1行足すだけでかなり消せます。
足すのは、それが何に使われるのか。つまりゴールです。
ビフォーとアフター
| 依頼文 | |
|---|---|
| 作業を頼む | この読書メモを整理して |
| ゴールから頼む | この読書メモを整理して。あとで見返したとき、1分でどの本に何が書いてあったか思い出せる状態にしたい |
下の頼み方だと、AIは「1分で思い出せる」から逆算して、 本ごとの見出しを付けたり、要点を先頭に置いたりし始めます。 どう整理するかを自分で細かく指示しなくても、 ゴールさえ渡せば手段は向こうが考えてくれる。ここがAIに頼む面白いところです。
そのまま使える形
型としてはこうです。いつもの頼みごとの後ろに、1文足すだけ。
たまっているメモを整理してください。
1行目は、自分の頼みごとに置き換えてください。
ゴールを先に伝えます。あとで見返したときに、1分で内容を思い出せる状態になっていたら完成です。そこから逆算して、整理の仕方はお任せします。
「〜していたら完成です」という言い方にすると、ゴールとして伝わりやすいです。 完成の状態が言えないときは、まだ自分の中でゴールが決まっていないということなので、 先に「このお願いのゴール候補を3つ挙げて」と聞いてしまうのも手です。
ゴールのつもりで、作業を言ってしまう
「表にまとめて」がゴールだと思って、そう頼んでいる。
表は手段です。その表を何に使うのかまで言うと、列の選び方が変わります。「毎週どれをやるか決めるための表にしたい」まで言えたらゴール。僕もしばらく「表にして」で止まっていて、出てきた表を毎回組み替えていました。
頼みごとの後ろに「何ができたら終わりか」を1文。 手段はAIに考えさせて、完成の状態だけこちらが持つ。
- 作業とゴールの違いを、自分の頼みごとで1つ言い換えられる
- 「〜していたら完成です」の形で1回頼んでみた
- ゴールが言えないときの逃げ方(ゴール候補を出させる)を知っている