文字だけの教材は、途中で閉じられます

記事の本文がひととおり書けた時点で読み返してみたんですけど、 内容は間違っていないし、順番もおかしくないのに、正直しんどかったんですよね。 とにかく文字が続く。 自分で書いたものですら途中で目が滑るなら、はじめて読む人はもっと滑ります。

それで図解を入れることにしました。全部で86枚。1枚ずつ描いてはいません。

共通の指定 × 毎回の差分

1枚ごとに書くのは、その絵の中身だけです。

絵柄、背景、線の色、やってはいけないこと。この辺りは86枚とも同じなので、毎回書きません。共通の指定を1つ作って、そこへ毎回の差分を足す。やっているのはこれだけで、絵柄はそろいます。

逆に言うと、共通の指定を手で書き写すと事故ります。 1行落ちるだけで、その1枚だけ絵柄が変わる。実際に落としました。 何が起きたかはSTEP 7で。

共通の指定は、こう書いてあります

実物を出します。この学び場の図解は、全部この指定の上に乗っています。

この学び場の図解で、毎回そのまま渡している共通の指定

次の決まりを守って絵を描いてください。

・背景は生成り色の紙。薄い紙の質感を出す ・線は濃い青緑の細い手描き線。塗りはフラットに ・影を付けない。グラデーションも光沢も使わない ・面を黒く塗りつぶさない。塗っていいのはキャラクターだけ ・橙は画面の中で1箇所だけ。いちばん見てほしいところに使う ・橙も線で描く。面をベタ塗りしない ・キャラクターは隅に小さく添えるだけ。画面の面積の15%以内 ・頭身は3頭身。頭1つぶんに対して、首から下が頭2つぶん。脚を極端に短くしない ・目は、黒く塗りつぶした眠そうな半目だけ。白目を作らない。ハイライトも入れない ・比率は16対9 ・文字を一切書かない。使っていいのは矢印・丸・三角・バツ・チェック・数字だけ

最後の1行が、いちばん効いています。絵の中に文字を書かせない。日本語はまず崩れるからです。崩れた文字の入った絵は、直すより作り直すほうが速い。

じゃあ意味はどこで伝えるのかというと、絵の下のキャプションです。 図は形と配置だけで見せて、言葉は下に置く。 この分担にしてから、絵の作り直しがほとんど無くなりました。

どこに入れるかも、丸投げしました

ここは正直に書いておきます。僕は書いていないです、1枚ぶんの注文の文章も。

  1. 「見た瞬間、秒で意味が分かる図にする」を軸に、共通の指定=図解の型を作る
  2. 記事を渡して、どこに図が要るか・何の図にするかごと任せて、一括で作らせる
  3. 出てきたものを見て、選ぶ。おかしいものだけ直させる

形としては、作業を任せているAI(Claude Code)から、画像を作るAI(Codex)を呼び出しています。 差し込む場所も、どういう内容の図にするかも、全部任せた丸投げです。僕がやっているのは、型を決めることと、出てきたものから選ぶことだけ。

丸投げのぶん、変な図も混ざります

一括で任せている以上、たまに微妙な、意味の分からない図解も出てきます。 矢印が何も指していないとか、たとえが遠すぎて逆に分からないとか。 そこは1個1個、いつもの直し方で潰しました。どこが、いまどうで、本当はどうしたいか。

もう1つ手こずったのが、キャラクターの一貫性です。 ところどころ、体の大きさや顔が微妙に違う別人が混ざる。 なので途中から、キャラクターはポーズだけ変えて、それ以外は全部固定という形にして作り直しました。それからは安定して量産できています。

つまずきやすいところ

つまずきやすいところ

絵柄をそろえたいなら、毎回同じ言葉で頼めばいいだけでは。

毎回手で書き写すと、必ずどこかが落ちます。僕は実際に落として、そこだけ絵柄の違う図を作りました。共通の指定は書き写さずに、1つのファイルから毎回そのまま渡す形にしてください。人の記憶に任せると崩れます。

ここまでのまとめ

ここだけ覚える

そろった絵をまとめて作るコツは、共通の指定を固定して、毎回の差分だけを書くこと。 文字は絵に入れず、キャプションで言葉にする。

終わったら、ここが言えるか確かめる
  • 絵柄がそろう理由が、共通の指定にあると分かった
  • 絵の中に文字を書かせない理由が言える
  • キャラクターはポーズ以外を固定する、と分かった