ここまでが僕の番でした
7つのSTEPで見せたのは、決め方・頼み方・直し方と、事故の記録です。 技術の話は1つも出てきませんでした。出てこないまま、この学び場は動いています。
最後のこのSTEPでは、あなたが自分のものを作るときの順番を、 完全に決めて渡します。迷う場所を残しません。
順番 その1 ── 決めごとを1枚書く
最初にやるのは、作ることではなくて、好き勝手に喋ることです。 何を作りたいのか。誰のために作るのか。 どういう場面が、どういうふうに良くなるのか。 何ができていたら完成と言えるのか。 この4つのあたりを、まとまっていないままバーッと喋ってください。
受け止める側は、STEP 2で見せた「雑な思考を、初稿まで育てるプロンプト」をそのまま使います。あれは僕がこの学び場で使った実物で、あなたの題材でもそのまま動きます。 初稿が出てきたら、最後にこう言ってください。
いまの内容を、要件定義書の形にまとめてください。
何を作るのか、誰が使うのか、いつ・どんな場面で使うのか、合格ライン(何ができたら完成か)の4つが入った形にしてください。分からないところは想像で埋めず、私に質問してください。
喋って、まとめさせて、質問に答える。この壁打ちが「決めごと1枚」になります。ここまで、まだ何も作っていません。それで合っています。
順番 その2 ── 参考を渡して、画面を作る
見た目は、参考になるものを必ず渡す。ここは絶対です。
決めごとができたら画面を作るんですが、いきなり「作って」とは言いません。参考にする見た目を、先に必ず用意します。
| 作りたいもの | 渡す参考 |
|---|---|
| スマホで使う小さい道具 | スマホアプリの画面や、ダッシュボードの参考画像 |
| Webのサービスっぽいもの | 似ている既存サービス。全然違うジャンルでも、使いやすいと思ったもの |
| LPやホームページなどのサイト系 | 参考にしたいデザインのサイトの画像 |
参考になるものって、要するにプロがデザインした、もう完璧に作られたUI・UXの部分なんですよ。 それを渡すだけで形になるのが、いちばん早い。 スクショを撮ってもいいし、ネットで探してきてもいい。 そのまま使うのではなくて、テーマや色を変えて、自分なりにアレンジして使っていく。 渡し方はSTEP 3でやったとおり、「分析して、参考にして」です。
順番 その3 ── 妥協せず、言葉で直す
あとは直すだけです。やり方はもう学んでいます。ここがこうなっているから、こうしたい。頭の中にあるものを、ちゃんと言語化して修正案を出していく。
細かい直しくらいは「ここ、いい感じにしといて」で流してもいいはず。
曖昧な指示が1回入った瞬間に、そこから穴がどんどん広がっていきます。向こうが勝手に解釈で埋めた部分は、次の直しでも、その次でもずれ続けるので。途中で妥協しないでください。うまく言語化できないときは、あの雑な思考をまとめるプロンプトに、ぼんやりしたまま喋ればいいです。その都度使っていい道具です。
お疲れ様でした
コースの旅は、これで一区切りです。 で、最後に事実の確認だけさせてください。
ここまで理解して、実際に手を動かしてきた人は、もうすでにかなりの領域にいます。気づいていないかもしれないですが、ポテンシャルとしては、 この学び場みたいなものだって作れるところまで来ている。 周りと比べたら、AIの使い方のレベルは正直、段違いです。 最初がレベル1だったとしたら、いまはレベル5くらいまで来てると思ってます。
AIの活用術としての土台は、これで出来ました。 喋って作らせて、言葉で直して、預けて、公開して、道具までつないだ。ここから先に何を作るかは、もうあなたが決められます。
この先の道は、2つ置いてあります
1つは、上のメニューにある「その先」。 身につけたこの土台を、実際にどうお金に変えていくかの話をしています。 もう1つが上級編です。ホームのいちばん下に、棚がもう1段あります。
上級編でやるのは、バイブコーディングのもっと深いところです。 作る前の要件の固め方、エラーが出たときの潰し方、 自分の仕事を仕組みごとAIに回させる形。 このコースで「僕がやったこと」として見せてきた裏側を、 今度はあなたが自分でやれるように、専門知識まで踏み込んで渡します。 正直、ここまで来た人なら普通に受け取れる内容です。 そして受け取ると、AIで生きていく、が現実の選択肢になります。
急がなくていいです。まず自分のものを1つ作ってから来ても遅くない。 ただ、作っていて「この先が知りたい」と思った瞬間があったら、 そこが上級編の入り口だと思ってください。
番外編(Tips)の棚は、旅の続きではなくて、好きなときにつまむショートカット集です。 気になったものだけどうぞ。
ここまでのまとめ
順番は3つ。喋って決めごと1枚 → 参考を渡して画面 → 妥協せず言葉で直す。この順番さえ守れば、作るものが何であっても同じように進みます。
- 作るときの順番を、3つ言える
- 雑な思考をまとめるプロンプトを、自分の題材で1回使った
- 参考を渡さずに見た目を頼まない、と決めた