作風だけは、言葉が出てこない
何が写っているかや、どこから見た絵かは、わりと言葉にできるんですよ。詰まるのは質感と色と光のあたりで、頭の中には「雑誌っぽい感じ」「なんかレトロな感じ」があるのに、それを言葉にしようとすると「おしゃれに」くらいしか出てこない。
作風は、自分で言葉にしなくていいです。言葉になっている物を借ります。
100本から、1本選ぶ
僕が配っている STUDIO NOIR に、作風のプロンプトを100本置いてあります。静けさ・余白、雑誌・エディトリアル、レトロ・ヴィンテージ、手仕事・画材、ダーク・シネマ、かわいい・やわらか、のように10の系統に分けてあって、どれも同じ1枚を着せ替えた見本付きなので、言葉を読まなくても絵で選べます。
- ページを少し下がった所にある系統の並びから、気になるものを押す
- 並んだ見本の中から、好きな1本の「プロンプトをコピー」を押す
元の画像と着せ替えたあとを大きく見比べたい時は、ページ上のダイヤルで選んで「このデザインのプロンプトを見る」を押すと、2枚を並べて見られます。
開くと、言い忘れていた所が埋まっている
コピーしたプロンプトを、一度読んでみてほしいんですよね、中身。世界観、質感・画材、配色、光、構図とレイアウト、避けること。STEP 1 で言わなかったせいでAIに決められていた所(どこから見るか、明るさ、写真か絵か、色)が、作風を言葉にできる人の手でほとんど埋めてあります。
入っていないのは、主役だけです。主役を自分の物にすれば、作風は借り物のまま、絵は自分の物になります。
主役だけ、自分の物に差し替える
このプロンプトは「中身は変えず、見た目だけを切り替える」作りなので、主役は画像で渡します。前のSTEPで出した絵でもいいし、自分で撮った好きな物の写真でもいい。
- ChatGPTを開いて、主役にしたい絵か写真を添付する
- STUDIO NOIR でコピーしたプロンプトを貼る
- 送る
同じ主役のまま、見た目だけが選んだ作風に着せ替わって返ってきます。気に入ったら、同じ写真で別の系統も試してみてください。同じ1枚が、透明水彩になったり映画のワンシーンになったりするのは、何回見ても楽しいです。
手元に絵も写真も無い時は、貼ったプロンプトの上に「元の画像は無いので、ノートと万年筆を主役に新しく1枚作ってください」のように、描いてほしい主役を一言書き足して送れば、新しく描いてもらえます。
STUDIO NOIR のプロンプトは、Webページやスライドを作る時にも使えます。その時は、作業を頼む文のあとに貼ります。
主役まで変わってしまったら
作風を貼ったら、主役の形や向きまで変わってしまったので、別の作風で引き直す。
作風が合っているなら、引き直さなくて大丈夫です。前のSTEPと同じで、変わってしまった主役にピンを打って、「形と向きが元の画像と変わっているので、元のままにしてください」とコメントすれば、たいてい戻ってきます。
このコースの最初では、1枚目がずれたところで止まっていたと思います。いまは、ずれた所にピンを打ってそこだけ直せて、作風は100本から借りて、自分の題材をその見た目で出せるようになっています。
次は「Gemini Notebook 知の書庫」。今度は絵ではなく、積んである資料や動画をAIに読ませます。