リンクが付いている、と、そう書いてある、は別
リンクが付いていることと、リンク先にそう書いてあることは、別の話です。
僕は一度、出どころのリンクを開いたら、まとめに書いてあることと微妙に違うことが書いてあった、 というのをやっています。全部が嘘というわけではなくて、細かいところがずれている。 読み流していたら気づかない程度の、いちばん厄介なずれ方でした。
たぶん、何本かのページを読んでつなぐときに、元では条件が付いていた話から 条件のほうが落ちるんだと思う。ここは僕の見立てなので理由は当てにしないでほしいんですけど、 ずれること自体は普通に起きます。
完成版プロンプトで「原文を短く引いて併記して」と頼んであるのは、このためです。 併記された原文と主張を見比べるだけで、ずれの多くはその場で見つかります。 併記が無い行が気になったら、 「この行は、引用元のどの一文が支えていますか。原文を引いてください」と追いで聞いてください。
ただ、それで確かめが終わったことにはしないでください。 確かめる側と確かめられる側が同じなので、 ここで止めると、同じ人の言い分を2回聞いただけになります。 数字と名前と日付だけは、このあと自分の目で開きます。
全部開くの、しんどくない?
全部のリンクを開いて読むなら、AIに頼んだ意味が消えます。 開くのは、この3つが入っている文だけです。
- 数字。金額、件数、割合
- 固有名詞。サービス名、団体名、人名
- 日付。いつ出たか、いつまでか
「その答え、ほんとに合ってる?」で決めた3点です。 あちらでは考え方として置いていたものを、ここでは実際のリンクに当てます。
開いてからやること
- まとめの中から、数字・固有名詞・日付が入っている文を選ぶ
- その文に付いている出どころのリンクを開く
- ページの中でその数字(名前・日付)を探して、同じことが書いてあるか見る
- 違っていたら、まとめのその一行を消すか、ページに書いてあるほうへ直す
ページの中を探すときは、ブラウザの検索を使うと速いです。 パソコンなら Ctrl+F、スマホはメニューの中に「ページ内を検索」があります。目で追わなくていい。
日付のときだけ、1つ気をつけるところがあります。 ページの端に出ている最終更新日は、そのページが直された日であって、 そこに書いてある出来事が起きた日ではないです。 この2つを取り違えて持ってこられることがあるので、 日付を照らすときは、本文の中に書いてある日付のほうを探してください。
慣れると、1本あたり1〜2分で終わります。 全文を読み直しているわけではなくて、指定の1語を探しに行くだけなので。
公式か、誰かの記事か
| 出どころ | 扱い |
|---|---|
| 公式(提供元の案内・公的機関の発表) | 3点が合っていれば、そこで確定していい |
| 誰かの記事・まとめ | 一段疑いを残す。記事のほうが古いことがある |
| 「未確認」と返ってきたもの | 使わない。使いたければ、自分で調べ直してから |
記事が悪いという話ではないです。 ただ、記事は書かれた時点で止まっているので、そこに書いてある数字がいまも同じとは限らない。 だから、記事を出どころにした数字だけは、公式のページまで一段さかのぼります。
開くのは3点が絡む文だけ。それでも、確かめたことになる。全部を確かめようとするから続かないので、守る場所を先に絞ります。
全部のリンクを開いて読み込もうとして、途中で力尽きた。
全部読むなら、自分で検索していたのと同じです。数字も名前も日付も入っていない段落は、考え方の話なので、間違っていても読み直せば直せます。実害が出るのは3点のほうなので、そこだけ守れば足ります。
- 併記された原文と主張を、見比べて読んだ
- 出どころのリンクを実際に開いて、3点を照らし合わせた
- 公式と記事で扱いを変える理由が言える