ぼかす場所を間違えると、相談が薄まる

ぼかすのは「誰か」が分かる部分だけ。「何があったか」は薄めない。

個人情報に気をつけよう、と思った人がやりがちなのが、 状況ごとぼかしてしまうことです。 「ある人間関係で困っています。どうしたらいいですか」みたいな。 これだと返ってくるのも「相手と話し合いましょう」レベルの一般論で、 お互い何も進んでいない。

コツは、固有名詞と状況を分けて考えることです。 固有名詞は答えの質に関係しない。状況は関係する。 だから固有名詞だけ置き換えて、状況は具体的なまま渡します。

置き換えの型

そのまま書かないこう置き換える
人の名前役割で呼ぶ(仕事相手のAさん、昔からの友人B)
会社名・学校名業種や規模で言う(10人くらいの会社、通っている教室)
正確な住所地域の粒度まで(関東の郊外、駅から遠い住宅地)
細かすぎる金額規模感を残して丸める(月数万円くらい)

置き換えても、話の構造は全部残っていることに注目してください。 誰が誰にどうした、いつからか、自分はどう感じているか。 答えを作る材料はここなので、相談の質は落ちません

ここだけ覚える

固有名詞は置き換え、状況はそのまま。これで、線を守ることと、ちゃんと相談することが両立します。

つまずきやすいところ

置き換えを考えるのが面倒で、結局ぜんぶそのまま書いてしまいそう。

毎回ゼロから考えなくていいように、上の表の4パターンだけ覚えてください。実際に使うのは「名前を役割にする」がほとんどで、慣れると書きながら勝手に置き換わるようになります。僕もいまは何も考えずにAさんBさんで書いています。

これでこのコースは終わりです。 そういう線があるんだな、と頭の隅に置けていれば、それで十分。 実際に相談を書く日が来たら、この型を思い出してください。 次は「AIはあなたを否定しない」。 AIに何か相談すると、返ってくる答えはたいていこちらの味方です。 それがなぜか、どう外すかをやります。 頼み方そのものは「頼み方テンプレを1枚作る」で扱います。

終わったら、ここが言えるか確かめる
  • ぼかすのは固有名詞だけ、という理屈が言える
  • 置き換えの型4つを覚えた
  • 相談を書く日に、どこをぼかしてどこを残すかが言える