毎回添付するのは、続かない

作ったファイルを、文章を作るたびに添付して「この口調で書き直して」と打つ。これでも動くんですが、毎回やっているとだんだん面倒になって、そのうち添付し忘れて、気づいたらAIの口調のまま投稿していた、になりがちです。

口調のファイルは、置いておくだけで効く場所に入れて、初めて仕上がります。

置き方は2つあります。投稿を作るスキルをまだ持っていない人は、プロジェクト機能に置く。もう投稿を作るスキルを持っている人は、スキルの中でファイルの場所を指定する。こっちのほうが後が楽です。

プロジェクトに置く

1つ目は、Claude か ChatGPT のプロジェクト機能です。プロジェクトは、ファイルと指示を置いておける作業場のようなもので、その中で始めた会話は、置いてある物を毎回読んでから答えてくれます。

  1. Claude か ChatGPT で、新しいプロジェクトを作る。名前は「口調変換」など何でもいい
  2. プロジェクトのファイルを置く欄に、口調変換マークダウンを入れる
  3. プロジェクトの指示を書く欄に、下の文章を貼って保存する
プロジェクトの指示を書く欄に貼ってください

ここは、AIが書いた文章を私の口調に変換するための作業場です。 このプロジェクトには「口調変換マークダウン」を置いてあります。私の口調の手順書です。文章を変換する前に、必ず目を通してください。 進め方のルール。 ・私が文章を貼ったら、口調変換マークダウンに従って私の口調に書き直す。頼まれていないことはしない ・内容は変えない。事実や話の順番を、勝手に足したり削ったりしない ・出力は変換後の文章だけ。前置きや解説は付けない ・変換で判断に迷ったところがあれば、変換した文章のあとに1行で教える ・私が「ルールに足して」と言ったら、直前のやり取りをふまえて、口調変換マークダウンへの追記案を出す

補足 ファイルを置く欄・指示を書く欄の名前と場所は、サービスや時期で変わります。プロジェクトを開いて、ファイルを追加できる所と、指示を書ける所を探してください。

貼るだけで、自分の声で返ってくる

プロジェクトの中で新しい会話を開いて、前のコースで作った下書きでも、AIに書かせた文章でも、そのまま貼って送ってください。ファイルの添付も、「変換して」の一言も要りません。もう中にあるので。

貼るだけで、中に置いた1枚のルールを通って、自分の口調で出てくる
貼るだけで、中に置いた1枚のルールを通って、自分の口調で出てくる

返ってきた文章、読んでみてどうですか。初めてやると、ちょっと不思議な瞬間だと思います。さっきまで他人の声だった文章が、自分の声で返ってくるので。

スキルを持っている人は、スキルの中で場所を指定する

2つ目は、投稿を作るスキルをもう作れている人向けです。スキルの中に、口調のファイルの場所(パス)を書いて、「このマークダウンを参考にして、私の口調で投稿を作って」と指示しておく。これだけで、スキルを使うたびに勝手にそのファイルが読まれるので、あとは何も渡さなくても、毎回自分の口調で出てきます。

パスを調べてスキルのファイルを自分で書き換えるのは面倒なので、そこもAIにやってもらいます。スキルを作った時と同じAI(Claude Code など)に、下を貼ってください。

そのままコピーして使えます

私が使っている、投稿を作るスキルに、口調の指定を足したいです。 まず、口調変換マークダウンのファイルの場所と、投稿を作るスキルの場所を、1つずつ私に聞いてください。分からないと答えたら、探し方を教えるか、あなたが探してください。 場所が分かったら、スキルの指示に「投稿を作る時は、毎回(口調変換マークダウンのパス)を読み、それを参考にして私の口調で書く」という一文を、聞いたパスを入れて足してください。スキルのほかの部分は変えないでください。 足し終わったら、足した一文をそのまま見せてください。

補足 スキルの作り方そのものは、AIエージェント編の「Skills完全マスター」でやっています。

一つだけ気をつけてほしいのが、ファイルを動かしたり名前を変えたりすると、スキルからは見つけられなくなることです。前のSTEPで置き場所を決めたのはこのためで、そこから動かさない限り、ずっと読まれ続けます。

違和感を、ルールに足す

それでも「ここは言わないな」は残ります。そこが追記ポイントです。

  1. 違和感のある一文を指す
  2. 「私ならこう言います」と、自分の言い方を添える
  3. 「ルールに足して」と頼んで、追記案を出させる
  4. 合っていたら、ファイル全体を出し直させてダウンロードする
  5. 置いてある古いファイルを、新しいものに入れ替える

最後の入れ替えを忘れると育ちません。プロジェクトに置いたファイルは、会話の中で直しても自動では変わらないので、出し直したら置き直す、までを1セットにしてください。スキルで場所を指定している人は、同じ場所に同じ名前で上書きするだけで、次からその内容で読まれます。

これを2〜3往復すると、目に見えて自分に寄ってきます。1回で完成させようとしなくていいです、育てる前提のファイルなので。

つまずきやすいところ

変換がいまいち自分に寄らないので、プロンプトの書き方が悪いのかと思う

たいていの原因はプロンプトではなく、材料の量です。渡した文章が少ないとルールが薄くなって、変換も薄くなる。物足りなかったら、STEP 1 に戻って文章を足してから作り直させるほうが早いです。

型と、自分の口調がそろった

最初は「もっと自分っぽく」と言っても伝わらなかったのが、今は手元に自分の口調を書き出したファイルがあって、文章を貼るだけで自分の声で返ってくる作業場まであります。前のコースの型で中身を作って、ここで口調を当てれば、伸びた理由を借りた自分の投稿が、自分の声で出来上がります。

型と口調がそろった今が、量産の入り口です。「バズの解剖学」で作ったプロジェクトやスキルに、この口調のファイルを足せば、毎朝の下書きが自分の声で届くようになります。

次は、この編の最後のコース「人を流す導線の設計図」。自分の声で集めた人を、固定投稿と無料noteを通って、自分の商品までつなぐ道を組みます。

終わったら、ここが言えるか確かめる